マクタンニュータウン近くの本格イタリアン「Taste of Lucania(テイスト・オブ・ルカニア)」に行ってきました
セブに数日いると、だいたいこうなります。
「そろそろ、ちゃんとしたイタリアンが食べたい」。
シシグもレチョンも美味しいんですが、毎食フィリピン料理だと、途中で舌が疲れてくるんですよね。とくにご家族連れの方はそうだと思います。
結論から言うと、マクタンニュータウンに泊まっているなら「Taste of Lucania(テイスト・オブ・ルカニア)」は候補に入れて損はないです。イタリア人オーナー兼シェフが厨房に立っていて、味は本物でした。
ただ、正直に先に書いておきます。安くはありません。この日は6人で飲んで食べて、しめて7,991ペソでした。
その中身も含めて、全部書きます。
Googleレビュー:★★★★★ 4.7(327件・2026年9月時点)
- ①イタリア人オーナー兼シェフが自分で厨房に立つ、マクタンでは貴重な本格イタリアン
- ②マクタンニュータウンから徒歩ですぐ。シャングリラからもギリギリ歩けます
- ③同じ敷地にメトロスーパーマーケット。買い物のついでに寄れるのが地味に便利
場所はLGガーデンウォーク・マクタン。ニュータウンから車ですぐ
お店があるのは、マクタン島のリゾートエリアにあるLG Garden Walk Mactan(LGガーデンウォーク・マクタン)の1階です。
マクタンニュータウンのすぐ近く。シャングリラ・マクタンからも、頑張れば歩けます。
ざっくり徒歩15分くらいでしょうか。
ただ、正直に言うと歩道はきれいに整備されているとは言えません。夜は暗い区間もあります。
お子さん連れや女性だけなら、素直にGrabを呼んでください。
近すぎて申し訳ないくらいの距離ですが、そのほうが安全です。

ここ、いわゆる大型モールではありません。
飲食店と店舗がずらっと並んだ、屋外通路型の商業施設です。
MR.DIY(ホームセンター)、J.CO(ドーナツカフェ)、そしてMetro Supermarket(メトロスーパーマーケット)が入っています。
個人的には、このスーパーの存在が大きい。
ホテルに持ち帰る水やビール、お土産のドライマンゴーを買うついでに夕飯、という使い方ができます。
旅行中の時間って限られていますから、これは効率がいいです。

で、肝心のお店。
ガラス張りに、イタリア国旗の入ったロゴ。。
ひとつ注意点があります。ここ、通りからパッと見える場所ではありません。
敷地の奥まったところにあるので、初めてだと少し迷います。
Grabで行くなら「LG Garden Walk Mactan」で降ろしてもらって、そこから奥の方まで歩いて看板を探すのが確実です。分からなくなったら、警備員さんに「Taste of Lucania?」と聞けば教えてくれます。ここは臆せず聞いてしまいましょう。

中に入ると、思ったより狭い。でも、これが悪くないんです。
石積みのバーカウンターに、天井の青い間接照明。ワインのボトルがずらっと並んでいて、「小洒落てるけど、気取ってない」くらいの絶妙なライン。

テーブルには白いナプキンとワイングラス。きちんとセッティングされています。
とはいえ、ドレスコードのようなものはありません。
Tシャツに短パン、サンダルでも普通に食事できます。
実際、私たちはいつもラフな格好で来ています(笑)

お客さんは、欧米系の在住者とアジア系の観光客が半々くらい。
この「地元の外国人が普通に通っている感じ」、私はけっこう信用しています。観光客だけで回っている店とは、やっぱり違うんですよね。

女性グループだけで来ている方もいました。雰囲気はやわらかいので、女性だけでも入りやすいと思います。
ただし、ここで正直なマイナス点をひとつ。
席数がかなり少ないです。そして席と席の間隔も広くありません。長々と居座って話し込む、という使い方には向いていない店です。
窓の外は駐車場と車のショールーム。眺めはまったく期待しないでください(笑)

カウンターの奥はオープンキッチン。イタリア人のシェフが自分で手を動かしています。
これ、地味に大事なポイントです。セブには「イタリアン」を名乗る店はたくさんありますが、オーナーが本国の人で、しかも本人が厨房にいる店となると、そう多くはありません。
ドリンクメニューはこんな感じ。
サンミゲル・ライト155ペソ、ピルセン150ペソ、レッドホース150ペソ、セルベッサネグラ165ペソ。輸入ビールのペローニとハイネケンは300ペソ。
カクテルは290〜400ペソあたり。デザートはティラミス330ペソ、パンナコッタ280ペソ、クレームブリュレ280ペソ。
ローカルビールの値段は、マクタンのレストランとしてはごく普通です。ここは安心してください。
そしてワインメニュー。
あまりレストランでワインを飲まないので安いのか高いのか良く分かりません一般的な価格かと思います。
フードメニューは写真を撮り忘れてしまいました…
気になる方は公式ホームページから確認できます。
実食レビュー|前菜からリゾットまで、6人でシェアしました
この日は6人。前菜を何品かシェアして、あとはパスタとリゾット、という流れで頼みました。
ピザもありますが、今回は注文しませんでした。
先に言っておくと、ここのメニューは1皿がけっこう大きいです。2〜3人なら、前菜1品+パスタ2品くらいでちょうどいいと思います。人数分頼むと、まず食べきれません。

まずはビール。サンミゲル・ライト|155ペソ。冷えていれば、それでいいんです。

ピノ・グリージョ(Pinot Grigio)|グラス330ペソ
グラスワインも置いてあります。イタリアンなので、当然といえば当然ですが。

CIGAR BOX MALBEC(シガーボックス・マルベック)|ボトル1,700ペソ
で、赤も開けました。
ボトルで1,700ペソ。マクタンのレストラン価格としては、まあ標準的なところだと思います。手前のパンはお通し的に出てくるもの。これがけっこう美味しくて、ソースを拭って食べるやつです。
TAGLIERE(タリエーレ/前菜盛り合わせ)|850ペソ
木の板に、生ハム、サラミ、チーズが数種類。そこにオリーブ、くるみ、ぶどう、洋梨、マンゴー。
これは頼んで正解でした。
塩気のあるサラミと、甘い果物。この組み合わせがワインを呼ぶんですよね。
ボトルを開けるつもりなら、まずこれを頼んでおけば間違いないと思います。
ビールにも合います、お酒なら何でも合います!
850ペソは高く見えますが、大人3〜4人でつまめる量です。1人あたりで考えれば、そこまで無茶な値段ではありません。
BURRATA(ブッラータ)|750ペソ
厚めに切ったトマトの上に、まるごとのブッラータ。まわりに緑のソースと、削ったチーズ。
ナイフを入れると中からとろっと出てくる、あれです。
正直、フィリピンでブッラータを頼むのは少し勇気がいります。
輸入品なので、状態が微妙なことがあるんです。ここのは大丈夫でした。ちゃんとフレッシュ!
ただ750ペソは、素直に高い。ここは好きな人だけ頼めばいいと思います。
POLIPO GRIGLIA(タコのグリル)|630ペソ
私がこのお店で一番好きなのはこれ。いつも頼みます。
タコの足が1本まるごと。下にほうれん草のソテー、まわりにチョリソーと緑のソース、レモン。
タコって火を入れすぎると一気にゴムになるんですが、これはちゃんと柔らかかったです。
表面だけしっかり焼き目がついていて、中はやわらかい。そしていつもタコが真っ直ぐ!
これは技術です。素直に感心しました。
630ペソ。セブでこのクオリティのタコが食べられるなら、私は納得します。
LINGUINE GRANCHIO(カニのリングイネ)|550ペソ
トマトベースのソースに、ほぐしたカニの身がたっぷり。
麺は当然アルデンテです。フィリピンのイタリアンだと、パスタがやわらかく茹で上がってくることが普通にあるので、ここはもちろんそんなことはありません!
これで550ペソは、この店のメニューの中では一番コスパがいいと思います。
味付けも、辛くも濃すぎもしない。日本人にはかなり食べやすい味です。お子さんでもいけると思います。
SPECIAL RISOTTO(本日のリゾット)|690ペソ
そしてリゾット。
これ、日本のレストランで出てくる「炊いたご飯にソースをかけたもの」とは、まったくの別物です。
米の芯がちゃんと残っていて、それでいて全体はクリーミー。上から削ったチーズがたっぷり。
本場の作り方をしている店じゃないと、この食感にはなりません。
この日は「本日のリゾット」で頼みました。日によって中身が変わるので、気になったらスタッフさんに今日は何か聞いてみてください。英語で普通に答えてくれます。もしかしたらメニューには載っていないかもしれません。
私はいつもスタッフに口頭で注文します。

そして最後に、これ。
オーナーさんが「飲んで」と持ってきてくれた、サービスのリモンチェッロです。
レモンのリキュールで、キリッと冷やしたやつをクイッと。お腹いっぱいのところに、これが効くんですよね。イタリアだと食後の定番です。
もちろん、行けば必ずもらえるというものではないと思います。期待して行かないでくださいね(笑)
ただ、こういうことをさらっとやってくれる店って、やっぱりまた来たくなります。

途中でオーナーさんが席まで来てくれました。
味の感想を聞いて、写真にも入ってくれて。こういう距離感、私は好きです。
気さくな方なので、英語が少しでも話せるなら、おすすめを聞いてみるといいと思います。
その日いい食材が入っていれば、メニューにないものを出してくれることもあるようです。
この日はお客さん3人を連れての食事で。
スタッフさんの動きも良かったです。水を切らさないし、皿を下げるタイミングもいい。セブだとここがバタつく店は珍しくないので、ここはちゃんとしています。
小さいお店なのでホールのスタッフは2人だけですが、しっかりしたスタッフで感じの良い接客です。
まとめ:値段は張るけど、味は本物。旅の1食を使う価値はあります
気になる会計の話をします。
この日は6人で、合計7,991.50ペソ。1人あたり約1,330ペソでした。
ただ、この内訳がちょっと面白くて。
料理が3,470ペソに対して、お酒が3,795ペソ。飲み代のほうが食事代を上回っています(笑)
ワインをボトルで開けて、グラスワイン4杯とビール5本ですから、まあそうなりますよね。
なので目安としては、こんな感じで見ておいてください。
お酒なしで前菜+パスタなら、1人800〜1,000ペソ前後。ワインを開けるなら1人1,300〜1,800ペソ前後。
ここにサービス料10%が別でかかります。会計のときに「あれ?」とならないよう、先に頭に入れておいてください。
Googleマップには「1人500〜1,000ペソ」と出ていますが、それはパスタ1皿とドリンク1杯くらいの想定だと思います。前菜を頼んでワインを開けたら、普通に超えます。
その上で、私の評価です。
味は本物。ここは疑いようがありません。タコの火入れとリゾットの食感、この2つで判断できます。ちゃんと分かっている人が作っています。
そして日本人の口に合う味付けです。辛すぎず、甘すぎず、油っこすぎない。
フィリピンの店にありがちな「濃すぎる」がありません。ご両親を連れて行っても大丈夫だと思います。
ではおすすめしない人。
とにかく安く済ませたい人には向きません。マクタンには1人300ペソで満足できる店がいくらでもあります。予算を抑えたい旅なら、その1食は他に回したほうがいいです。
逆に、こういう方にはピッタリです。
マクタンニュータウンやシャングリラに泊まっていて、1日くらい「ちゃんとしたもの」を食べたい方。
記念日やハネムーンで、静かに乾杯したいカップル。
そして長期滞在で、そろそろフィリピン料理に飽きてきた在住者・留学生の方。
とくにMetro Supermarketでの買い物とセットにするのが、いちばん効率がいい使い方だと思います。水とビールとお土産を買って、そのまま夕飯。旅行中の1日としては、なかなか悪くないと思います。
予約についても一言。席が少ないので、夕食どきは電話で予約してから行くのがおすすめです。とくに金曜・土曜の夜。ふらっと行って満席で入れないのは、旅行中だともったいないので。
営業は毎日11:00〜22:00。ランチでも開いています。
ちなみに空港からLGガーデンウォークまでは車で15〜20分ほど。到着日の夜ごはんに、というのもアリです。空港送迎で直接ホテルに入って、荷物を置いてから歩いて食べに行く。この流れ、けっこう気持ちがいいですよ。
セブでイタリアンが恋しくなったら、ぜひ一度足を運んでみてくださいね!









