セブでミシュランに選ばれたスペイン料理店Socarrat(ソカラット)に行ってきた〜新マクタン飯(84)〜

セブのスペイン料理店Socarratの入口。ミシュラン2026のプレートが掲げられている

セブでミシュラン2026に選ばれたスペイン料理店「Socarrat(ソカラット)」に行ってきました

「セブにミシュランガイドに載った店があるらしい」

そんな話を聞いて、気になっていた人はいませんか?

2026年に初めて発行された「ミシュランガイド マニラ&周辺地域・セブ 2026」で、セブからは12軒が「MICHELIN Selected(セレクテッド)」に選ばれました。その1軒が、今回ご紹介するスペイン料理店Socarrat(ソカラット)です。

結論から言うと、「セブで本物のスペイン料理を食べるなら、まずここ。値段は張りますが、行く価値は十分あります」

タパスもパエリアも、どれを食べても上品な味で、正直ハズレがありませんでした。「他のメニューを頼んでも美味しいんだろうな」と思わせてくれるお店です。

Googleレビュー:★★★★ 4.7(215件・2026年9月時点)

Socarrat(ソカラット)の3つの魅力
  • ①ミシュランガイド2026「セレクテッド」に選ばれた、セブでは数少ない本格スペイン料理
  • ②タパスもパエリアもハズレなし。シェアすれば1人1,500〜2,000ペソ前後で楽しめる
  • ③スペインワインが豊富。スタッフが笑顔でおすすめを教えてくれる居心地の良さ

場所はセブシティのビルの中。ちょっと入りにくいけど中は別世界

Socarratが入っているFaustina Centerの外観(夜)

Socarratがあるのは、マクタン島ではなくセブシティのBonifacio District(ボニファシオ・ディストリクト)。マボロ地区にある「Faustina Center」というビルの1階です。

マクタンからはタクシーかGrabで向かうことになります。橋を渡るので、渋滞の時間帯は余裕を見ておいてくださいね。

Faustina Centerの入口。ガラスの自動ドアを入って中へ

外から見ると、正直レストランがあるようには見えません。

ガラスの自動ドアを入ると、大理石のロビーが広がっていて「ここで合ってる…?」と一瞬不安になります。でも大丈夫。ロビーを進むと右奥にお店があります。

ビルのロビー奥にあるSocarratの入口とテラス席

ロビーの一角にはテラス席(といってもビルの中ですが)もあって、私たちが着いた19時すぎにはすでに何組か食事をしていました。

入口横のアーチ型ワインセラー

入口の横には、アーチ型のワインセラー。ずらっと並んだスペインワインを見た瞬間、ちょっとテンションが上がりました。

そしてその横に、赤い「MICHELIN 2026」のプレート。これを見に来たと言っても過言ではないです(笑)

Socarratの店内。白い壁のアーチとラタンのランプ

店内は、白い漆喰のアーチにラタンのランプ、タイルの床。スペインの田舎の家に招かれたような雰囲気で、うるさすぎず落ち着いて食事ができます。

植物の壁画が描かれたバーカウンター

奥にはバーカウンターもあって、壁一面に植物の絵。バーテンダーのお兄さんがずっとニコニコしていて、こちらまで和みます。

店内に飾られたミシュランガイド2026セレクテッドのトロフィー

店の奥には、ミシュランガイドのトロフィーとガイドブックが飾ってありました。「MANILA AND ENVIRONS | CEBU 2026 SELECTED」の文字。

誤解のないように書いておくと、「セレクテッド」は星付きやビブグルマンとは別の「ガイド掲載店」というカテゴリーです。セブでは12軒が選ばれていて、Socarratはそのうちの1軒。

ちなみにマクタン島側では、COCO、DIP、Enye by Chele Gonzalezの3軒がセレクテッドに入っています。

星ではないとはいえ、セブでこのプレートを見られる店はまだ限られています。在住者としては、なんだかうれしいですよね。

満席に近い店内の様子

この日は日曜の夜でしたが、店内はほぼ満席。私たちが入ったあとも、外で待っているグループがいました。

週末に行くなら、事前に予約してから行くのがおすすめです

実食レビュー|タパス4品+パエリア+ロゼワインで5,700ペソ

Socarratのメニュー。ドリンクとディナーの2冊

メニューはドリンクとフードの2冊。

ここで先にお伝えしておきたいのが、メニューに写真がなく、英語表記だけということ。

タパスのメニューページ。写真はなく英語のみ

スペイン料理の名前はなじみが薄いので、初めてだとちょっと戸惑うかもしれません。

この記事で紹介する料理名を見せれば通じるので、行く前にある程度「これとこれ」と決めておくと安心です。悩んだらガンバス・アヒージョとクロケッタ、そしてパエリアで間違いないと思います。

最初に出てくるパンとアイオリソース

席に着くと、まずパンと黄色いアイオリソースが出てきます。会計には入っていなかったので、サービスのようです。

パンをちぎってつけているうちに、料理が来る前にお腹が膨れてしまいそうなので、そこだけ注意です…

サンミゲルライトとアイスの入ったグラス

San Mig Light(サンミゲルライト)|150ペソ

私はまずビール。サンミゲルライトが150ペソです。外のローカルな店なら80ペソぐらいなので、まあ場所代ですね。

スタッフがすすめてくれたスペインのロゼワイン Faustino VII

Faustino VII Rosado(ファウスティーノ・セブン ロゼ)|1,750ペソ(ボトル)

友人が頼んだのは、スペイン・リオハのロゼワイン。スタッフの女性が笑顔でボトルを見せてくれました。

軽やかで飲みやすいワインで、タパスとの相性もよかったです。ボトルで1,750ペソなので、2〜3人でシェアするなら悪くない値段だと思います。

木箱に入って出てくるクロケッタ6個

Croquetas(クロケッタ)|500ペソ

木箱に入って出てきたクロケッタ。ハモンセラーノとチキンの2種類が3個ずつ、計6個入りです。

この見た目、ズルいですよね。食べる前から美味しいのがわかる。

外はカリッと、中はとろっとしたクリーム。添えてある緑色のソースをつけて食べると、また味が変わります。

土鍋で出てくるガンバス・アヒージョ

Gambas Ajillo(ガンバス・アヒージョ)|510ペソ

スペイン料理の定番、エビのアヒージョ。土鍋にぷりぷりのエビがごろごろ入っています。

ニンニクとパプリカの効いたオイルに、サービスのパンをひたして食べるのが正解。これだけでビールが1本空きます。

タコのカルパッチョ。スモークチーズとケッパーがのっている

Octopus Carpaccio(タコのカルパッチョ)|510ペソ

薄くスライスしたタコに、スモークパプリカのオイル、ケッパー、スモークチーズ、ルッコラ。

「上品」という言葉が一番しっくりくる一皿。スモークの香りがワインにぴったりで、ロゼとの相性は文句なしでした。

ピンチョ・モルーノ。豚肉の串焼き5本

Pincho Moruno(ピンチョ・モルーノ)|390ペソ

スペイン南部スタイルの豚肉の串焼き。スパイスでマリネした豚肉とプチトマトが串に刺さって、白いソースが添えられています。

タパスの中では一番安くて、しっかりお肉を食べた感があるので、お腹をしっかり満たしたい人には頼んでほしい一皿。

パエリア・モンタニェーサ。牛肉と骨髄がのった山のパエリア

Paella Montañesa(パエリア・モンタニェーサ)Small|1,230ペソ

そして本命のパエリア。

スペイン語で「山のパエリア」という意味で、シーフードではなく牛肉と骨髄(ボーンマロー)がのった珍しいタイプです。

注文のときに、スタッフから「パエリアは20〜30分かかりますが大丈夫ですか?」と先に教えてくれました。こういう一言があるとイライラしないですよね。

実際、タパスをつまんでいるうちに、ちょうど良いタイミングで登場。

骨髄はスプーンで崩して、お米に混ぜながら食べるスタイル。お米にはしっかり味が染みていて、鍋底のおこげまで美味しく食べられます。

ちなみに、このおこげのことをスペイン語で「Socarrat(ソカラット)」と言います。店名の由来ですね。

Smallサイズで2人前と書いてありますが、タパスを4品頼んだあとだと正直かなりの量。いや、私たち2人ともよく食べるほうなのですが、それでも持ち帰りました(笑)

パエリアはイカ墨の「Paella Negra」やイベリコ豚の「Paella Iberica」など数種類あります。Googleレビューではイカ墨が一番人気のようなので、次はそっちを試したいところ。

20時前、店の外で待つグループ

20時前の時点で、ロビーには入店待ちのグループが。人気ぶりがわかります。

まとめ:セブで”本物のスペイン料理”を食べるなら、ここは外せない

Socarratは、「ミシュランガイド掲載(セレクテッド)の本格スペイン料理」を、セブでは珍しく落ち着いた雰囲気で楽しめるお店です。

どの料理も上品で、ハズレがありませんでした。スタッフの対応も気持ちよく、ミシュランの看板に恥じないお店だと思います。

気になるお会計ですが、正直に書きます。

今回は2人でタパス4品+パエリア+ロゼ1本+ビールで、サービス料10%込みの約5,700ペソ。1人あたり2,800ペソちょっとです。

…はい、頼みすぎました。

ただ、この量は明らかに3〜4人分。3〜4人でシェアすれば1人1,500〜2,000ペソ前後に収まります。ワインをやめてビールにすれば、もっと抑えられます。

サービス料が10%かかる点だけは、頭に入れておいてくださいね。

正直なマイナス点は2つ。

1つ目は、メニューに写真がなく英語のみなこと。この記事の料理名をそのまま見せれば大丈夫なので、事前に食べたいものを決めていくと安心です。

2つ目は、場所がセブシティなこと。マクタンのリゾートに泊まっている人は、往復のタクシー代と時間がかかります。「近くでサクッと」という人には向きません。

ちなみに、日本の旅行会社のオプショナルツアーでも、このお店の食事+送迎+日本語ガイド付きで1人9,000〜10,000円ほどで出ています。自力で行けば食事代だけなので、英語が少し話せる人は自分で行ったほうがだいぶ安く済みます。

逆に、記念日や旅行のちょっと贅沢な夜、ワイン好きの友人との食事にはピッタリ。「セブでミシュランの店に行った」というのは、いい思い出になると思います。

週末は満席になるので、事前に予約してから行くのがおすすめです。

マクタンからの送迎付きで行きたい方は、イマセブでも車のチャーターの相談ができるので、気軽に聞いてくださいね。

セブで本物のスペイン料理が食べたくなったら、ぜひ一度足を運んでみてくださいね!

店名 Socarrat(ソカラット)
ジャンル スペイン料理(パエリア・タパス・ワイン)
料金(1人) 1,500〜2,500ペソ前後(サービス料10%別)
営業時間 11:30〜14:30(L.O. 14:00)
17:00〜22:00(L.O. 21:00)
TEL +63 968 407 4391
住所 1F Faustina Center, Bonifacio District, F. Cabahug St, Cebu City
地図
Web Facebook(@socarratcebu)